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くろりこさんのところの書き込みで、麻布大学日本獣医がん研究会主催の一般向けの癌セミナーがあることを知り、行ってきました。

前もって、ネットで調べてみたところ、
同時進行で、獣医関係者向けの研究会(検討会)も開催されていることを知り、
内容を見てみると、とても興味深いケースなどもあり、本音としては、そちらの方に参加してみたい思いでしたが、「関係者向け」なので、まぁ、無理なので、残念でした。

実は、
麻布大学と言えば、亡きダイヤがずっと通っていた大学病院がある場所でした。
ダイヤがクリスマス直前に旅立って、その年明けに挨拶に行ったきり、訪れる機会もなかった所。
ちょうど4年前ぶりになります。

行く途中、
同じ電車に乗っているだけで、当時のことが思い出され、涙ぐんでしまった私でした。



内容は、「癌とはどういうものか」「癌の種類」「癌の治療法について」などなど。

講義の中で、取り上げられたいくつかの症例の話を聞くと、
「やはり癌の完治というのは、難しいものなんだなぁ」と改めて思い知らされた内容でした。

容易に治ってしまったケースは、あまり話にあがらなくて、
結局、助からなかったケースや、根治はしないけれど、上手く抑えていられるケースなどのみが取り上げられたせいで、そういう印象をうけてしまったのかも知れないけれど、
やはり「完治」というのは、本当にラッキーなことなのかも知れない、と思った講義でした。



きっちり予定時間通りに、講義が終わり、
ためになったような、落胆したような、なんとも複雑な気持ちで、教室を出、そのまま帰ろうと門へ向かったのだけれど、
4年ぶりのこの敷地、
3年以上通った、ここの病院を、やはり見ておこうと、引き返したその時、くろりこさんに声をかけられました。

教室内では、気が付かなかったのですが、帰る時になって、お逢いできて良かったです♪

くろりこさんは、2時間以上もかけて、いらしていたのだそうです。
えらいわ。
私なんて、30分ちょっとのご近所…[emoji:e-263]

病院を見に行くという私に付き合って下さって、
途中までの電車の中でも、いろいろお話が出来て、嬉しかったです。



なんとなく、微妙〜な思いが残った、今回の講義でしたが、
毎年行なわれているということを聞き、
来年もやっぱりまた行くのかもなぁ、と思いました。



このところ、暖かい日が続いていて、お出かけ日和ですが、
急にこのセミナーに参加することになり、今日の出勤を他の人に替わってもらったので、
その代りに、明日の日曜は、仕事なんだわ…[emoji:v-393]
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無題
こんばんは。
昨日は本当にお会いできてうれしかったです。
今日のお仕事は無事に終わりましたでしょうか。
がんセミナー、なんだか大急ぎで終わってしまいましたね。良く思えば、あれが限度なのかな。質問されても個別の事情もあって答えられないことも沢山あるでしょうしね。

これから、いま以上に猫のがんも増えると思います。
まこさんもそうだったと思うけど、くろも癌の宣告を受けたとき、とても不安になりました。これから増えるであろう、がん猫介護人さんにこのセミナーの内容がせめてもの安心材料になればいいな、と思っています。
くろりこ URL 2007/01/28(Sun)21:04:19 edit
☆くろりこさんへ☆
先日はお疲れ様でした[絵文字:v-290]
今回のセミナーは、癌についての基礎(しくみなど。)から始めて、治療法までを紹介していたので、それだけでもかなり広い範囲になってしまったように感じますね[絵文字:i-230]

大学病院などに来られる患蓄さんは、すでに重症で、他から紹介されて、というケースも多いでしょうから、そういったこともあり「治らない」という確率も高いのではないかとも思いました。

私が最初に「癌」と診断を貰った時は、癌というものに対していろいろ無知であったため、実はあまり不安感はありませんでした。「治るんだったら別にいいし。」という軽い気持ちだったかも知れません。
かと言って、私は、治療をなおざりにしたわけでは無かったと思っているのですが、
中には、楽観視して、充分な処置をしない飼い主さんも少なくないと聞きます。
そういう方々が、あとあと後悔しないために、あのセミナーは有益だったのではないかと思いました。

私にとっては、思い出のあの地に行くことが出来たという別の目的もあったので、まぁまぁいい経験になった日でした[絵文字:i-236]
まこ URL 2007/01/30(Tue)09:55:29 edit
闘病
こんにちは!
北海道は大雪が降ったかと思えば、気温が高くなり今日は雨です。やはり暖冬なんですね。

癌。私は父の1年間の闘病に付き合って色々考えさせられました。
残念ながら癌になったら治らないんです。私は苦しい思いをさせるの辛いと感じました。だから生きて欲しいという気持ちの半面、亡くなった時は、これで父は苦しみから開放されたという安堵感がありました。
言葉が通じない猫と人間だとなお更、可愛いペットの苦しみは辛いと思います。安楽死を選ぶ飼い主の気持ちは今は理解出来ます。私は出来ないけど…。父の場合も延命はせず自然の寿命を選びました。看病する側も別の意味で辛いですよね。ゼミに向かうmakoさんの電車で感じた気持ち、分るな〜。
チョコママ URL 2007/01/31(Wed)07:23:31 edit
☆チョコママさんへ☆
有難うございます。

チョコママさんのお父様も闘病されてたのですね。
癌というのは、本当にいたたまれない病気ですね。
体力が有れば有るほど、癌の成長も速い。体のためにと栄養を摂れば摂るほど、癌の栄養になっていく…。悲しいですね。

チョコママさんの気持ち、わかります。
ダイヤの治療は、最初から「完治」は望めないタイプでした。(顔だったので、深追いすると脳を傷つけてしまうためいじれなかったので。)
安楽死についても、何度も考えました。
安楽死も1つの選択肢でした。
でも、それを選ばなかったのは、私には勇気がなかった。ただそれだけの理由です。
どうすることも出来ずに、手術を繰り返していた私達にとって、手術が出来ない口の中に転移したというのは、何かが止めてくれたのだと思っています。これ以上はもう何もしなくていい、と。

最後に、ダイヤの呼吸が止まりそうになった時、気道確保やら、心臓マッサージやらをすることだって出来たかもしれない。でも、私は手を出すのをこらえたのを覚えています。
そして、「ようやく苦しさから解放されたんだね、良かったね。」を心の中でつぶやきました。チョコママさんと同じ安堵感だったのだと思います。

病気と人間は、永遠の闘いでしょうね。
まこ URL 2007/02/02(Fri)13:43:27 edit
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